朋友来たりて花を愛でる むじな郷の名所
学生時代の友人が来てむじな郷の花見を楽しんだ。
カラリと晴れて温かく絶好の花見日和だ。
まずは近年桜の名所となった北浅羽の桜。
満開の時にはこれほどになる桜も、すでにほとんど散り、見る影もない。
それも仕方のないことで、ここの桜は安行寒桜だ。ソメイヨシノよりひと月ほど前から咲いているのだ。
でも、爽やかに晴れ渡った春の野だ。
土手の上のご婦人がとても爽やかに見える。もう古希のご婦人なのに。
次に、おしゃもじ山公園へ行ってみる。漢字で書くと御杓文字山だ。
麓から黄色に彩られたカラフルな山だ。期待できそうだ。
と思ったのだがこんな程度。
もう少しだなあ!
まあ、むじな町の象徴でもある鳩と少年の銅像に免じて許してやろう。
次に行ったのは農村公園。
こちらの桜は7分咲くらいだったかな。やっと桜の花らしいのに出会えた。でもまだ若く貧弱な木だ。
ここでは桜よりも林間の杉木立の散策が気持よかった。
木漏れ日がふわふわ落ちて柔らかな気分にさせてくれる。
さて、クライマックスは物見山公園での花見。
ここもさほどの咲き方ではなかったが、まあ、花見なんてもんは花を見ることが目的ではない。桜の影を感じながら楽しい時間を過ごすことだ。
関東平野を見渡せる位置に席を設け、缶ビールを飲みながらスーパーで買ったパックの寿司の弁当を食べ、語る。差し入れのワインを飲みながら語る。
目の前に広がる平野の地平線を眺めながら語る。
今日は実に花見日和だった。
- 2017.04.05 Wednesday
- むじな庵日記
- 20:38
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