塩沢宗馬作品紹介
谷川岳
塩沢宗馬が水彩画に取り組み始め田のは40歳。それまではデザインの仕事をしていたという。
「何か自分らしいものをと思い、切り絵をやろうと考えカルチャースクールに行ったんです。そこで切り絵の下絵を描いていたら、デパートの方から『それ個展をやりませんか?会場が空いてるから』と言われて、いろいろあったんだけどやることになっちゃったんです」と、随分突拍子もない状況だったらしい。
新宿御苑
「で、展覧会をやったら売れちゃったんですよ」
随分軽いはいりかただなあ、とあきれていたら、
清水の舞台
「市の広報誌の表紙絵を描くことになっちゃったんです」
京都・祇園
なんとも幸せな話だが、幸せはそれで終わらないんです。
浅草・花や市のメリーゴーランド
「出版社から画集を出さないか」という話が来て、全国の鉄道に乗って紀行文も含めて描いたんです」
で、それが売れてシリーズ化しちゃったんですね。
なんともラッキーマン、幸運の強いお方だ。
北海道・江差
そして上毛新聞社から画集も出されることになる。
塩沢壮馬という画家は、師事した画家がいない。まったくの独学である。
そのため、いわゆるパターン化が無い。
今回の展覧会には、塩沢宗馬展だということで、水彩を描いている方がたくさん見に来てくださったが、「これは模写できない」と言う。どう描いてよいかわからないというのだ。
そして口々に「なんか、いいですね〜!」という。
確かに、見ていて飽きない絵だ。
そしてこれらのラッキーに見える事態は、実力が・・・天才があったからなのだ。
- 2017.06.22 Thursday
- 展覧会
- 23:25
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- by むじな庵 むじなあん ムジナ庵 むじな