種撒く人 ミレー 暗い

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    昨日のメールで、山梨県立美術館ミレーが暗いと書いた。
    その写真をお見せしよう。
    種撒く人
    これです。
    この写真は美術館のパンフレットから撮ったものだが、実際にこんなに暗いのです。
    なぜ、美術館はこんなに暗い作品を買ったのだろう。
    世に知られている種撒く人はこれほど暗くない。
    本物だろうか?むじな庵には、この作品に魅力が感じられない。
    落ち穂拾い
    もう一つ、落穂拾い。これはむじな庵の知っている落ち穂拾いの部分だ。むじな庵の知っている落ち穂拾いは、もっと広々とした農園で、右手の奥に管理人が馬に乗って監視している。

    解説で、この落ち穂拾いは貧しい農民で、彼らに拾わせるためにワザと穂を残してあるのだ、と書いてあったが、本当だろうか?むじな庵は、この女たちが拾った穂は、管理人に渡し、代わりに幾ばくかのお金をもらうのだと聞いていた。どちらが本当なのだろう?
     あとでネットで調べたら、どうやらキリスト教の教えらしい。貧しい人々(孤児、寡婦、在留異国人)のために、落ちた穂はそのままにし、貧しい人のために残しておく。それを貧しい女たちが拾い集めて食にする、ということのようだ。

    また、ミレーは、貧しい農村の現実を描こうとしたので、やはり、こうした部分的な作品はミレーの意図を感じさせない。
    それはさておいても、山梨県立美術館のミレーは魅力的でない。

    なんとなく釈然としない。

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