種撒く人 ミレー 暗い
昨日のメールで、山梨県立美術館のミレーが暗いと書いた。
その写真をお見せしよう。
これです。
この写真は美術館のパンフレットから撮ったものだが、実際にこんなに暗いのです。
なぜ、美術館はこんなに暗い作品を買ったのだろう。
世に知られている種撒く人はこれほど暗くない。
本物だろうか?むじな庵には、この作品に魅力が感じられない。
もう一つ、落穂拾い。これはむじな庵の知っている落ち穂拾いの部分だ。むじな庵の知っている落ち穂拾いは、もっと広々とした農園で、右手の奥に管理人が馬に乗って監視している。
解説で、この落ち穂拾いは貧しい農民で、彼らに拾わせるためにワザと穂を残してあるのだ、と書いてあったが、本当だろうか?むじな庵は、この女たちが拾った穂は、管理人に渡し、代わりに幾ばくかのお金をもらうのだと聞いていた。どちらが本当なのだろう?
あとでネットで調べたら、どうやらキリスト教の教えらしい。貧しい人々(孤児、寡婦、在留異国人)のために、落ちた穂はそのままにし、貧しい人のために残しておく。それを貧しい女たちが拾い集めて食にする、ということのようだ。
あとでネットで調べたら、どうやらキリスト教の教えらしい。貧しい人々(孤児、寡婦、在留異国人)のために、落ちた穂はそのままにし、貧しい人のために残しておく。それを貧しい女たちが拾い集めて食にする、ということのようだ。
また、ミレーは、貧しい農村の現実を描こうとしたので、やはり、こうした部分的な作品はミレーの意図を感じさせない。
それはさておいても、山梨県立美術館のミレーは魅力的でない。
なんとなく釈然としない。
- 2013.07.13 Saturday
- むじな庵日記
- 17:50
- comments(0)
- trackbacks(0)
- by むじな庵 むじなあん ムジナ庵 むじな