少年鑑別所
練馬区のあたりを走っている時のことです。
むじな庵、とてもとても方向音痴なんです。最近はカ―ナビというものがあるので、ずいぶんと楽になったのだけれど、カーナビもずいぶんといい加減な部分が多く、とんでもないところへ連れていかれてしまうことがある。
で、むじな庵、あまのじゃくなもんだから、カーナビのガイドを無視して、自分の判断で、根拠もなく、道を決めることも多い。
この日も、ちらりと池のようなものが見えたので、そちらへハンドルを切りました。
この池、見継公園、て言ったかなあ?ちょっと違うかなあ?
で、車を停めて、と思ったら、近くに駐車場がない。コインパーキングも無い。ぐるぐる回っていたら、幼稚園の駐車場が少し空いていたので・・・、ちょっとだけ、停めさせていただいて、池を見てきました。
つまらない池でしたが、都会の中に、できるだけ自然の姿を、という心意気が感じられて、良かったですね。カメが日向ぼっこをしてましたよ。鴨も遊んでいましたよ。
そこから少し行ったところに、
東京少年鑑別所が有ったんです。
「え、鑑別所ってこんなところにあるんだ・・・」とびっくりしました。
ええ、閑静な住宅街の中にあるんですよ。高校なんかも近くにありましたね。ええ。
別にむじな庵にはなんの関係もありませんからね。
ただ、少年のころに、「ねりかん」、(練馬鑑別所ですね)とい
う言葉が有って、なんか、とても異質な、怖いところ、といういイメージがあったんです。
ねりかんブルース なんていう歌も流行りました。
人里離れた寒いとこ こんな所があろうとは
夢にも思わぬ娑婆の人 知らなきゃおいらが教えましょ
身から出ました錆びゆえに 粋なポリコにパクられて
手錠はめられ意見され 着いた所が裁判所
どんな節だったか忘れちゃいましたけどね。
でも実際のねりかんは、拍子抜けがするほど穏やかなイメージなんですよ。やっぱり、百聞は一見にしかず、ですね。
でも、うちの子供たちにも無関係なところであってほしいな。
- 2010.06.30 Wednesday
- むじな庵日記
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