春よ来い
横浜から義姉(ワイフの姉様)がやってきて、墓参りをした。
しばらく花を替えていなかった。カラカラに乾燥した花が花立てにこびりついていた。
偉そうなことを言っていても、むじな庵は親不孝である。一分も歩けば行けるお墓に、線香を立てるのは月に何度もない。しかもまだ、義父が無くなって半年も経っていない。
そんなむじな庵を叱るつもりでか、義姉ははるばる横浜からやって来ては花を替え、手を合わせていく。
冷たい空気が辺り一面にみなぎっているのは、そんな義姉の怒りがあるからだろうか?
最近は毎日冷たい。庭の水道は毎朝凍っているし、ここ数日は二階のトイレの水洗が、朝のうちは流れない。
地球温暖化・・・とは言うけれど、寒い日もあるのだな。
こんな冷たい日が続くと、本当に春が待ちどうしくなる。
春よ来い、早く来い、〜
幼い頃の、かじかんで冷たい指が思い起こされる。赤くぱっくり切れて、血を吹き出していたあかぎれの手が思い起こされる。
農園の開墾
力強く万納を振り上げる次男
昨年1000エーカーの荒地を開墾して畑を作ったのだが、収穫はサツマイモと少々のキャベツと白菜だけだった。
その畑も、サツマイモを収穫した後は何も使っていなかった。そのため、開墾前のように固くなってしまっていた。早く掘り返し、トラクターを入れないとまたカチカチの土に返ってしまう。
むじな庵、気は焦るのだが、何分にも昨年の開墾で痛めた肩(医者は四十肩だというが、ちょっと違う気がする)がまだ治っていない。今無理をするとまた去年のように重症化してしまうかもしれない。
掘り返した土を細かくならす次男躊躇しながらも、万納(まんのう)を振り上げていたら、嬉しい助っ人が現れてくれた。
高校生の次男である。
既に進学先は決まっていて、気分が楽になっていたこともあろうが、これまで畑仕事を手伝ってくれたことは無い。嬉しかった。
おかげで、広大な田園はこの通り肥沃な土地に復活した。
むじな庵、今日は幸せな一日になった。
きっと幸せとは、こんな些細なことの中にあるのだな。
久保孝久 日本画展
久保孝久「煙る波」
我がむじな郡の日本画家久保孝久先生の個展を見に行った。
隣町の東松山市の画廊喫茶「亜露麻」での小さな個展だ。
久保先生は日本美術院で活躍されているのだが、ほとんど画商を通さず、直接デパートや画廊で個展を開いている。
そのため全国的な名声は得にくいが、良い絵を描く。流行や有名作家たちの評判に煩わされることなく、淡々と自らの価値観に基づいた画風を守っている。
その姿勢は、作品にもそのまま現れていて、このように淡々とした風景を淡々と描く。
静かな、自然の営みを特別な加工をせずに、愛情たっぷりに観察して、誠実に描く。デフォルメはしない。
こういう絵は安心できる。信頼できる。
好きだなあ!
愛車 もうすぐ10万km
むじな町の夕日。写真の右側がむじなの森。この森の中にととろの小路がある。
むじな庵、今日も一生懸命働いて、やっとむじな町へ帰ってきた。そのむじな庵を夕日が温かく迎えてくれた。金色の日矢を飛ばしながら、「おかえりなさい」と言ってくれた。
むじな庵、こんな自然の歓迎に毎日迎えられながら生きている。幸せである。
でも、よく走ったものだ。車のオドメーターがあと7km弱で10万kmになる。地球を2.5回回ったことになる。
凡そ6年で10万kmだが、新車が来て1年で4万km走ったのであとの5年間で6万kmだ。1年間に約1万kmだ。最近の仕事はあまり遠くへ行っていないのだな。
車って、よく走るんだな。後5年は乗ろうと思っている。
5年くらいのちには電気自動車になってるんじゃないかな。
その頃になったらあまりたくさんは走りたくないな。
車よ、ありがとう。
思い出復活隊、マスコミが注目
むじな町の震災被災者に対するボランティア活動は活発に動いているが、今回取り組んだ「思い出復活隊(はとやま)」が、思いも寄らずマスコミに注目を浴びている。
この新聞は、1月16日の朝日新聞(埼玉版)だが、この他にも、
新聞は、読売、毎日、東京、埼玉新聞。
TVは、JCN、埼玉テレビ、が報道し、26日にはNHKが取材に来る予定。
マスメディアの力は大きいなあ、と思うのは、こうして記事になると、読んで感動した方からの反響があることだ。
今回も、記事を読んだ方から、お茶、缶コーヒーなどの差し入れがあった。びっくりしたのは、お米を150kgも寄付してくださった方がいたこと。
嬉しいのは、物をいただいたことよりも、そうして励ましてくださる方がいることだ。
ボランティア活動のあり方はいろいろ難しい面もあるが、大切なのは、素朴に、「優しさ」から発する自由意思の行動だと思う。
それを、状況に応じて誰かがうまくコントロールして、有効に、間違えないようにしていくことだと思う。勝手気ままではいけない。必要な活動をしなければ、返って迷惑になるからだ。
まあ、むじな町はそれがうまく機能していると言うことだ。
これからも間違えないように進めていこうと思う。
みぞれ降る町
今日は一日中車で走り回っていたな。
朝のうちに東京本郷の版画アトリエに行って作品を受け取り、小田原へ向かう。
一人の運転は退屈だな。雪が変わってみぞれが降っている。
皇居の前を通ったら、こんなみぞれ降る中をジョギングしている人がいた。たくさんいた。頑張るなあ!
むじな庵、だらしないなあ。
むじな庵、実は高校時代まで中距離ランナーだったんだぜ!今は見る影もないけどさ。
少し行くと都会の風景ど真ん中。でも今日は車が少ないな。
土曜日だし、みぞれが降っているし、やっぱり出かける人は少ないのかな。
むじな庵は、これから小田原へ行かなけりゃいけないんだ。つまんないな。
途中、以前務めていた藤沢のアートサービスのに寄ってみた。そしたらもう事務所が無くなっていたな。建売住宅が2軒建っていたな。社長はどうしているのかな?
そのあと、学生時代の友人の家へ寄ってみた。
しばらくぶりだったが、やはり歳をとっていたな。
きっとむじな庵も、そう思われていたんだろうな。
小田原まで、みぞれだったり、雪だったり止んだり、と変化する天候を楽しみながら車を走らせた。
小田原のデパートへ作品を納品し、今後の企画の相談を受ける。新年の展覧会を大変気に入っていただけたようだ。
帰りは少し遠回りして生田緑地のギャラリーへ寄る。
一時間ほどのおしゃべりを楽しむ。
むじな庵、遠くへ出かけたときは、できるだけいろいろなところへ寄って来ることにしているのだ。でも、寄る所がないこともあるし、寄る時間が無いときもある。
ま、どちらにしても焦らず騒がず淡々と行動ですな!
雪の朝
久々のお湿りが雪になりましたね。
実はむじな庵雪が大好きなんです。何もかもを真っ白に染めてくれる雪は、むじな庵の心をも、この邪悪に満ちた醜い心をも真っ白に染めてくれるみたいなんです。
今朝は、むじなの庭もこんなでした。これじゃあまだむじな庵の暗黒の心は染まりきれていません。
そんな雪の朝でも猫たちの食欲は旺盛です。アッと言うまもなく平らげてしまいます。
雪の朝は寒いので、たくさんのエネルギーが欲しいのでしょう。
雪の朝は、むじなたちにとっては楽しい朝。
被災者住宅の借受期間延長願いの署名が大反響
先日、成人式での署名活動をご紹介したが、この問題に対するむじな町の住民の皆さんから大変な反響を呼んでいる。
まだ、集約の第一次締切前なのだが、既にたくさんの署名が集まっている。
むじな町民の温かい心が嬉しい。
大字の半分の地域(全体の4分の1、対象人口3500人くらい。子供含む)からだけで2000人弱の署名が集まっている。町全体の50%の人口を持つむじなニュータウンからの集約はまだなので、どれほど集まるか、期待は大きい。
しかし、この署名活動が、どれだけの影響力を持つことになるかは未知数だ。
出来るだけ効果の大きい提出の仕方を考えなければならない。
その結果によって、ここに住んでいる被災者の方々の生活が大きく変わってしまうからだ。不安も大きい。
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