狸 大丈夫かなあ!

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     むじな庵の裏山の中にはタヌキ君がいます。
    でも最近はアライグマハクビシンに追われてめっきり数が少なくなりました。
    以前は家族でむじな庵の庭に遊びに来てくれたりしたのですがね。
    今は彼らの棲む環境は最悪なのです。

    今日遊びに来てくれたたぬき君はこんなみすぼらしい姿でした。背中の毛がすっかり抜けて肌が露出し、ごわごわした感じです。

    その姿をたちは遠巻きに見ています。手を出しません。たぬき君の異様な姿に圧倒されていたのかもしれません。
    たぬ君はのそのそ動いています。芝生の臭いをかいでいます。猫の餌が落ちているのだと思います。

    花壇の脇のあたりでしばらく何かをしていました。猫たちには全く注意を払っていません。

    寒そうです。元気がありません。可愛そうです。
    山にはたぬ君たちの餌が少なくなっているんだろうなあ!

    すずめ 今年は少ない

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       京都から帰って、バタバタした慌しい日々を送っている。やるべきことに手がつかない。このブログも数日書いていなかった。
      数百万読者諸氏よ、ごめんなさい!

      すずめ君が一羽だけやっとやってきました。アジサイの枯れ枝に留まっています。
      最近めっきり数の減ってしまったすずめ君たちは、むじな庵の庭にやって来ることも少なくなった。
      いつも猫の襲撃に備えながらですから命がけなのです。でもやって来てくれた。むじな庵とても嬉しい。

      猫の様子を窺っています。

      どうやら隙を見つけたようです。羽を羽ばたかせて枝から飛び立ちました。

      行き先は花壇です。
      花壇には残した猫の餌が捨てられているのです。それを狙っていたのですね。
      ほっぺを膨らまして。食べた餌を貯めています。

      またすぐに飛び立って行ってしまいました。
      彼らは命がけで餌を採っているのです。長時間滞在は猫の格好の標的になってしまうのです。
      むじな庵、そんな雀たちの様子に感動しているのです。

      京都にお別れ

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         さて、今日(23日)は、京都ともお別れだ。
        8日間、仕事にも観光にも励んだが、最後は友人に案内されての京都観光で締めくくった。

        金閣寺で二人並んで撮っていただいたが、ま、二人ともおじいさんですな。いつも自分は若い、もっと若々しいと思っているのだが、実際はこんなもんだ。でも、心と身体は元気で若々しく生きていこうと思う。
        金閣寺から龍安寺へ回り、北野天満宮へ

        天満宮(天神様)は菅原道真を祭る神社であり、梅と切り離しては考えられませんね。
        子供のころ、梅干の種を歯で割って、中身()をよく食べたが、それを天神様って呼んでいた。
        東風吹かば匂い起こせよ梅の花主無しとて春な忘れそ 道真

        菅原道真が大宰府に流されるときに詠った和歌ですな。

        その北野天満宮にはこんな紅葉スポットがある。
        今回はもう散ってしまっていて見ることは出来なかったので、友人が以前に撮った写真を送ってもらった。
        この写真、少し色が変ってしまっているが、本当は楓の紅葉の真紅が美いのだという。
        季節にはここを散策できるのだが、今はシーズンオフで入れなかった。

        京都紅葉はやはりマッチしてますな。

        嵐山・大井川渡月橋
        今年の台風では川の水がこの橋を超えるほどになり、一帯は水浸しになったことはテレビで見た。しかし今はこのように穏やかで静かだ。

        この後少しドライブをして京都駅へ送っていただき、観光はこれでお終い。友人に感謝しつつ昼の新幹線に乗った。

        ありがとう、京都!

        龍安寺 石庭

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           金閣寺から龍安寺へ回る。やはり高校時代以来の寺だ。石庭で知られているが、懐かしさがあった。
          だが、実際は、初々しい少年時代の感性が見たものと社会の汚れにドップリと生きて、汚らしいむじなに変貌を遂げた老むじなの感性が見たものとは全く違っていた。
          小さな四角い空間にもっともらしく岩が置かれ、掃き描かれた水を表す白い小石。誰かがしかつめらしく解説をしている声が聞こえる。
          少し興ざめ。
          年を取るとはこういうことかと我が身を振り返る。ダメだなあ!もうちょっと純真なむじなになれよ!と心が言う。
          石庭を出て、庭を歩く。苔むした林間に陽がさして綺麗なコントラストを描いている。
          むじなの汚れた心はこの光に救われた。清々しい気持ちになり、来て良かったと思う。
          この一週間の京都での仕事はそのこと自体は少し寂しい結果ではあったが、意味ある一週間であったと納得する。
          京都、また来よう!

          金閣寺 蒼天の冬空に

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            仕事は昨日で終わり、京都に住む高校時代の友人の家に厄介になり、昨夜は遅くまで話し込んだ。高校時代のゆうじんである。思い出話にタネは尽きない。
            さて、そんな夜更かしをしたのだが、今朝はスッキリと目覚めた。今日は友人が京都を案内してくれることになっている。
            自分でもあちこち行っては見たが、仕事の合間である。遠くへは行けなかった。だが、今日は車で案内してもらえるのだ。
            最初に行ったのは金閣寺
            高校時代に行ったような気はするのだが記憶にない。絵葉書やポスター、旅行雑誌などで何度も見ているので物珍しくはないのだが、やはり実物を確かめておきたい。
            で、この写真のような美しい金閣寺を拝見た。やはり美しかった。
            ただ、美しかったのは、池を挟んだ前方からの光景だけでした。横、後ろはあさひの関係もあるのだろうが、拍子抜けでしたね。
            ま、それもよしとしましょう。このむじな庵といえども角度によっては美しくないこともあるのだろうから!
            逆に、入り口からすぐの林の中に、苔がビッシリとはえ、その上に散り敷いた赤茶けた楓の葉が散り敷いている風情は良かった。これぞ京都の晩秋、という趣があった。
            金閣寺・・・金ピカのお堂と侘の境地の林。大変よくできたミスマッチでした。

            祇園祭 大船鉾の復活

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              平成21年にユネスコ文化遺産に指定された京都祇園祭。その圧巻は山鉾巡行だろう。
              毎年7月に行われるこの祭りは、およそ1000年の歴史を持つが、山鉾が現れたのは700年前。
              応仁の乱で一時途絶えたが16世紀に入り復活した。その後は連綿と繋がってきたが、19世紀に入り、蛤御門の変で36基有った山鉾のうち4基が焼けてしまった。
              一基作るのに億の金がかかるとあってしばらく見送られていたが、ユネスコ文化遺産に選ばれることによって、その最も中心的な大船鉾の再建がなされた。今その実物が、京都駅前のヨドバシビル一階に展示されている。
               
              その見るべきところは、直径一間(180cm)もある大きな車輪

              芸術的な曲線を描く木製の船、
              全て荒縄で組み立てられた本体の美しい縛り
              毎年祭りの前に組み立てられ、終わると解体されて八坂神社の倉庫に仕舞われる。
              その組立て解体の技術も伝承されるべきものであり、そのことも含めてユネスコが文化遺産として認定したのだろう。
              数々の災厄を乗り越えて生き残ってきた32基の山鉾に、新たに再建なったこの大船鉾。祇園祭はこれからも伝承されて行くことだろう。

              二条城 江戸時代の始めと終わりに

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                二条城は、家康によって京都御所の守護と将軍上洛のときの宿所として作られたが、京都における武家の城として大きな役割を持っていたようだ。
                家康将軍宣下を受けたのは、ここ二条城二の丸御殿。
                そして徳川慶喜大政奉還をしたのもここ二条城の二の丸御殿。
                徳川幕府の始まりと終わりを告げる役割を持ったのだ。
                金ピカの門が豪華だが、二の丸御殿そのものはとても落ち着いて質素な感じ。とはいえ、障壁画は狩野元信など、当時の名だたる画家の手になる豪奢なものだ。廊下を歩くとギシギシなるが、年季が入っているから仕方ない。許す。
                この二条城の特筆すべき施設はこの池かなあ?普通の城にはこれだけの池は無い。やはり京都なのだと思う。雅な池だ。
                この二の丸の奥に本丸御殿がある。天守閣は既になく、石垣だけが残っているが、他の城では小さな丸のような規模だ。おそまつな天守閣だったようだ。それもやはり京都故なのだろう。
                ま、京都らしい城といえる。

                東福寺を歩く

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                  寺までの道のりは特別京都らしくはないのですが、寺域に入ると一帯がガラリと様子が変わります。白壁と寺院建築物、木々の茂り、しめやかな道が続きます。そうした静かな環境がずっと連なるのですが、その全てが東福寺の寺域で、それぞれの寺は東福寺の塔頭なんですって。
                  おそらく京都一の密度と落ち着きを持った寺じゃないかと思います。
                  境内への入り口に谷川を渡る屋根付きの橋、臥雲橋がある。谷川といっても小川のような小さな川ではあるが、その一帯はまだ紅葉が残って美しい風情を保っている。
                  また、奥の院へ続く渡り廊下も谷川を渡っている。柱の連なる長い廊下を渡ると掃き清められた白い石の枯山水の庭。講堂では講話中の僧侶の声がしていた。
                  本堂は京都最大の大伽藍というが、その入り口となる三門(山門ではなく三門という名前です)も巨大な門です。
                  これらの壮麗で落ち着いた東福寺の周囲にたくさんの寺院が合わさって、一帯は仏の息吹にみたされているようでした。 

                  猪瀬都知事辞任

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                    猪瀬都知事が辞任しましたね。
                    あれだけ叩かれてからの辞任。少し遅きに失した感がある。
                    オリンピックで有頂天の状況からの転落である。知事自身、よもやと思うところだろう。
                    しかし、権力争いというものは甘いものではない。
                    追求していた議員たちもいつ追求される立場になるかわからない。ただ、獲物を見つけて舌なめずりをしているケダモノのような表情だ。

                    しかし、金のこと、女のことこれだけは公職にあるもの十分に気をつけなければならない。

                    外野から見ればとんだ茶番劇だ。
                    諸姉諸兄よ、慎むべし!

                    東寺 国宝、重要文化財がたくさん。

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                      東寺へ行きました。
                      ホテルから徒歩20分くらい。京都駅の周りには実にたくさんの、歴史的、文化的に重要な施設がたくさんあるんですね。逆に拍子抜けしてしまうくらいです。
                      雨が降っていたのでかさを差しながらの拝観でしたが、またそれも風情があってよろしいですな。
                      東寺は、何と言っても五重塔ですね。でもこの塔、これまでに4回も焼けて建て替えられているんですって。今の塔は55mの高さで、日本一なんですって。
                      五重塔は、今、調査中で一般の人は中に入れませんでした。でも、なんだか調査団とは言えないような方々がたくさん入っていましたね。
                      ま、そんな不平不満を持っていると、せっかくお参りしたのにご利益がなくなってしまうかもしれませんから、平常心でお参りすることにしましょう。
                      金堂、講堂を五重の塔から見ました。
                      金堂には学校で習った薬師三尊像(薬師如来、日光、月光菩薩)がおわします。
                      講堂は弘法大師が建立されたもので、大日如来を中心に、阿弥陀如来や数々の菩薩様、不動明王や帝釈天、その他全部で21もの仏様がいらっしゃるのです。そのほとんどが国宝や重要文化財なんですって。すごいですね。
                      この柳の木は、小野道風ゆかりの柳らしいですよ。あの、花札🎴の蛙が飛びついてる絵のやつですね。


                      先斗町の夜

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                        昨夜は京都先斗町に行きました。
                        それまではむじな庵、ずっとホテルで、コンビニやデパ地下で買ってきた食事をしていたのですが、初めて京都の夜を楽しんだのです。
                        誘ってくれたのは、オールドノリタケでお世話になっているフェローシップの社長さん。大津に実家があって、正月を親と一緒に過ごそうと迎えに来たので、ついでにこちらによってくれたのです。
                         
                        先斗町は、こんな細い通りの両側にビッシリと飲み屋さんが連なっています。どの店も京都らしい風情の古い店ばかり。
                        ところどころの横丁を覗いてみると、やっぱり飲み屋さんが奥までつづいています。
                        こんな通りが数百mつづいています。
                        その通りの端から端まで大変な人が歩いていました。クリスマスの金曜日だからかなあ〜?凄いエネルギーが集まっている感じでした。
                        飲みに行ったのは祇園の隣の花街、先斗町。社長さんの行きつけのお店。近藤正臣の姉さんがやっているらしい割烹料理店。
                        おばんざいや、・・・名前のわからない美味しい料理でお酒が進みました。(次々に出てくるので料理を全部は移せませんでした)
                        もちろん話も弾み、とてもとても楽しい夜が送れました。
                        ありがとう、京都の夜。

                        SHU展 始まる ジョイフルー2千葉ニュータウン店

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                           色彩のファンタジスタ、SHU展が、じょいふるー2千葉ニュータウン店のぎゃらりーJで始まりました。

                          今回は新作も加わり、これまでのshu作品とともに、shu作品の魅力をたっぷり楽しめます。
                          ぜひ、時間がありましたらジョイフルー2千葉ニュータウン店へおいでください。


                          死刑囚達の展覧会

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                            東本願寺のギャラリーで、死刑囚たちの絵画展が開催されている
                            「命の表現展」
                            作品の技量が問題になるのではなく、やがて死を与えられることが決定している状況で、どんな気持ちで描いているのかを考えさせられる。
                            人に死を与えせしめた、という過去を持ち、そのことの反省と自らの死。どんな気持ちでその日を迎えるのだろう?
                            そうした気持ちで見ているととても考えさせられる。
                            この展覧会は人権週間のイベントの一つとして開催されているのだが、基本に死刑廃止の思想がある。
                            死刑を肯定する考え方は、「複数の人を悪意を持って殺害した。もし、放置していたらもっともっと殺していたかもしれない。そういう人間を死刑にする。何が悪いのか」という論理だ。
                            しかし、死刑の宣告を受けて、おそらくその人間性は大きく変わったことだろう。
                            死刑が是か否か
                            むじな庵にはわからない。
                             
                            ただ、これらの絵画を見て、心悲しむばかりだ。
                            これは和歌山のカレー殺人事件の林真須美の作品。

                            三十三間堂

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                               三十三間堂へ行きました。
                              修学旅行で行った覚えがあるけど、 全くイメージが違いました。
                              三十三間て、長いですよ。
                              その長いお堂の中には仏様がぎっしり。
                              中央に中尊と呼ばれる大きな仏様。その両脇にそれぞれ100体の仏様、計200体。
                              その仏様の前に、それぞれ王様クラスの個性的な仏様。
                              風神・雷神 や、阿修羅像もおわします。
                               
                              この三十三間堂の 前で 、毎年通し矢という催しが行われ、全国の弓自慢が集まり、この33間を射通す競技が行われているらしい。
                              これは歴史的な行事らしいが、いいですね、そういうの。
                              境内の庭園をそぞろ歩き、京都の風情を楽しむ。
                               
                              写真は一枚目が表、2枚目は裏側。すでに日は傾き始め、表側は日陰になっていました

                              西本願寺 龍谷本願寺

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                                 今朝は西本願寺へ行きました。東本願寺に行って西本願寺に行かないと失礼かな、と思ったのです。それに近いですしね。
                                 
                                それに、西の方が立派なんですね、世界遺産に登録されている門も有るし。
                                で、西は、龍谷本願寺が正式名称。真宗本廟が正式名称ですから、やっぱり西の方が偉そうです。
                                むじな庵は、その世界遺産の門の横から入り、幼稚園の前を通って境内の方へ向かいました。ちょうど園児たちが遠足で出かけて行くところでした。かわいいですよ。
                                でも、ちょっと変な気がしたのですが、煌びやかな世界遺産の門は使われておらず、門があるだけで、その裏側は幼稚園なんですから。
                                幼稚園の子供達の後をついて行くと茅葺の伽藍が並んでいる。その横を通ると正門から入った広い境内と本堂がある。本堂は東より大きく立派ですね。中に入ることは自由なんです。でも、堂内は荘厳で煌びやか、広い畳敷きと高い天井。全てがスケールが大きい。大変なエネルギーと時間と労力とお金が費やされたのだろうなあ!
                                こんな大きなお寺を見ると、生産性を持たない建物に情熱をかけられる人間て凄いなあ、と感心してしまうのです。信仰心を別にして。
                                 
                                こうして古都京都で仕事をするというのもいいものです

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