一月の雪 むじな郷は清らかに

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    むじなの庭にが降っている。
    しんしんと降っている。
    何の音もしない。

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    柿の木に、銀杏の木ヒヨドリが来てとまった。
    何も声をたてず静かにとまっている。
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    森には白い花が咲いて銀色の光を湛えている。
    降りしきる雪を静かに受け止めながら白く白く静かな塊になっていく。
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    穢れ多き町の上にただただ白い雪が降る。

    むじな庵は無の心でそれを見ている。

    雪道 秩父への山越え

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      2月に開催する藤田嗣治展の打合せのために秩父の矢尾百貨店へ向かった。
      冬なのだから遠回りでも平坦な道を使うべきだったのだが、むじな庵普通の街道があまり好きでないので、いつもの山道を通った。

      峠の頂上が三叉路になっている。そこを越えれば後は下りだ。
      だが、その三叉路は「雪のため通行禁止」の看板が立てられ、バリケードが張られている。
      だが、引き返していたら間に合わない。

      思案しながら良く見ると片方の林道の方のバリケードは車が一台通れるほど開いていた。
      むじな庵「引き返していたら絶対に間に合わない。ここを突き進んで、もし何かあったらやはり間に合わないだろう。しかし何事もなければ間に合う」と考え、バリケードを無視してその林道へ入った。
      しばらくは良かった。しかし甘かった。
      雪、というよりすでに凍ってカチカチになった雪が、道にびっしり張り付いている。やっと車一台の通れる細い林道だ。引き返すこともできない。
      むじな庵、パートタイム4WDのレンジを4駆に切り替え、古くなって交換時期にきているとはいえ一応スタッドレスタイヤを履いている。何とか大丈夫だろう。
      下りの凍った雪道だ。油断はできない。
      恐る恐るゆっくり突っ込んでいった。

      いくら無神経なむじな庵でも細い林道の坂道で写真を撮る度胸は無かった。
      危険な道を抜けたときに車の中から撮った写真がこれだ。

      打合せの時間に間に合った。
      どうだ、やったぜ!むじな庵自分の勇気に賞賛の声を上げた。

      家に帰ってワイフにこの話をすると鼻で笑われた。
      いい年をして!

      老いたり、大学の同窓会

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        昨夜は学生時代の仲間達との同窓会があった。
        同窓会と言っても公的な(クラス単位での)形でのものではなく、よく遊んだ仲間達とのものだが。
        昨年に続いて2回目であるが、あまり話題に変化が無い。でもなんか楽しい。
        古い仲間っていうのはいいものだなあ!
         
        とはいえ、みんな歳をとったなあ!ジジイだ
        むじな庵は彼らと同じ歳だとは思えない。
        一人浮いてしまうほどむじな庵は元気だ。(と思う)

         
        次回の約束をして解散となったのだが、みんなそれまで元気でいるかなあ?
        まあ、ということで、たっぷり飲んで食べた。
        池袋からの電車の中は大丈夫だったが、家へ着くと流石に疲れていたようで、すぐに眠ってしまった。
        歳をとると人恋しくなるのかなあ?

        柔らかな冬の日差しの中で

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          冬の日差しがカーテンを通してやわらかくリビングに差し込んでいます。
          縁台でが餌をねだって悲しそうにないています。
          寒い冬も、ガラス越しだと暖かい。
          むじな庵、まったりとした時間を楽しんでいる。
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          和室には障子越しに日が差しています。
          静かな時間が過ぎていきます。

          こうしていると中東の事件が嘘のように思えてきます。
          だが、実際には世界中で沢山の血生ぐさい事件が絶え間なく起こっているのです。
          理想の社会はいつ実現するのでしょう?

          ビートルズが、let it be(レット イット ビー)、あるがままにと歌いましたが、人間社会では無政府状態平安を生まみません
          欲が大きいからです。
          悲しい人間の性です。

          アメリカは市民が自由に銃を持つ。自衛のために!
          しかし実際は逆の結果になっています。

          軍隊を持つ国はどこも紛争だらけです。

          今改めて知ろうではありませんか、現在の日本がどれほど素晴らしいかを!

          世界に平安を!

          アズ企画設計のセミナーに参加 新社屋

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            川口の不動産会社、アズ企画設計さんのセミナーをきいてきた。
            これまでも何度も参加させていただいたが、今回は同社が新社屋を建設して最初のセミナーだ。
            どんな新社屋なのかな?という興味もあって参加したのだが、さすがに業績を大きく発展させている社長の堅実さを伺わせる新社屋だった。
            その社屋の2階で開催されたセミナーには150人ほどの参加者があった。
            これまで、旧社屋で開催されたセミナーでは2〜30人程度だったのだが、これほどの参加者があったのには驚かされた。

            セミナーのテーマは
            1、現在の景気動向:みずほ証券浦和支店支店長(瀬原直人氏)
            2、税制改正(新相続税法)に対する対策:税理士法人安心資産税会計の高橋安志税理士
            の2点。
            短時間のセミナーなので理解しきれたわけではないが勉強になった。

            写真のゆるきゃらは、アズ企画設計のキャラクターで、はうすくん

            尊敬する肉親の病

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              むじな庵の尊敬する義兄が肺ガンで入院した。
               かなり進行しているという。
              義兄は、むじな庵の家系が大きな危機にあったときに、危機に立ちはだかって私たちを守ってくれた方だ。
              しかし義兄はそれを恩に着せることはなかった。
              常に温和で、家族を大切にしていた。
              剣道5段の腕前で剣道場で師範していた。
              尺八の指導者もしていた。
              民謡の大会ではいつも入賞していた。
              芸武両道という方だ。
              近年は剣道で打たれて耳が聞こえにくくなていたが、毎日2時間のウオーキングをつづけるなど十分健康に気をつけていた。歯は全て自分の歯で、なんでも噛むことができた。身体は十分に健康だった。
              齢80。
              若いとは言えない。しかし、まだまだ健康に生きていける体力と気力を持っていた。
              しかし、肺ガンという病魔が襲った。

              病室の窓から
              むじな庵は、義兄の重い病を悲しむ。まだまだ元気に生きて欲しい。
               
               

              ギャラリー徳の蔵

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                 親愛なる画商さんの知人が開設した画廊を訪問した。実のところは搬出を手伝っただけなのだが、なかなかに凝った素敵なギャラリーなのだ。
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                名前はギャラリー徳の蔵
                場所は東京都世田谷区三宿。都心にある。
                ごらんのように土蔵の造り。信州の造り酒屋の土蔵を移築したものだ。すでに150年の歴史を持つ古い土蔵だが、移築に当たって完全な形で修復されている。

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                入り口は厚い、土の30cmの暑さの扉の奥に、さらに木製の15cmほどもある厚い扉がある。
                この土の扉は大きな錠前があり、木製の扉は昔のままの大きな鍵がなければ開けられない。
                まあ、一軒の金庫、といった感じですな。
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                内部も素敵ですぞ。昔の風情を残しながら証明などは現代的なセンスで構成されていて、暗い感じは無い。上のほうにある古い時計はオーナーの趣味コレクションしていたものを取り付けてある。これもレトロなイメージをかもしていたな。

                しかし、この時代にこれほど趣味の深いギャラリーを作ろうというのは経済性からはあうものではない。ほとんどオーナーの道楽といえる野田はないかと思う。しかし、このアートにとって閉塞的な時代だからこそ、こんなギャラリーを作る人のいることが嬉しい。


                これからさまざまな展覧会を開催させていただきたいと思う。
                 


                手塚治虫展終わる 高崎 ヤマダ電機アートギャラリー

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                  高崎のヤマダ電機本社ビル2階のアートギャラリーで開催していた「手塚治虫展」が今日で終わりました。
                  12月20日から松本零士展、手塚治虫展と4週間に渡ってここで開催してきましたが、ついに最終日です。
                  その間、高崎のスズラン百貨店での「高橋常雄日本画展」が1週間ダブり、などを含めておよそ1ヶ月間、高崎へ通いました。毎日120キロ走ったので、3600キロ走ったことになります。
                  よく通ったなあ!と、自分に感心しています。
                  明日からも暇がなく、忙しい毎日が続きます。
                  古希を迎えた老体がギシギシ言っています。
                  でも、まだまだ頑張ります。

                  福田朝子創作人形展 埼玉伝統工芸会館

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                    年末の「オールドノリタケ展」の打ち合わせのために、小川町の「埼玉伝統工芸会館」へ行った。
                    会館では今「福田朝子創作人形展」を開催中だった。
                    会場に展示されているのはおよそ100点ほどの人形。みな素朴な庶民の、日常の姿を象ったものばかりだった。
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                    フランス人形や雛人形のように豪華に着飾った人形ではない。普通の庶民の普通の生活の中での何気ない所作や行動を、リアルに表現している。
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                    中心は昭和の農村の、母子の姿
                    子沢山の貧しい庶民の家庭のほのぼのとした光景だ。

                    むじな庵、ただただ素朴に感動した。
                    モチーフのとらえ方、繊細な表現力、丁寧な工作、巧みなテクニック。

                    昨年、小川町の和紙「細川紙」がユネスコの世界文化遺産に登録されてたくさんの来場者が来るようになった伝統工芸会館。
                    300円の入館料が取られるが必見の価値がありますよ。

                    粗末な夕食

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                      高崎から車で2時間。
                      家へ帰るとワイフと次男が囲炉裏の前で考え込んでいる。
                      食べるものが無い、という。
                      正月の餅が有るのでそれを焼いて食べようという。
                      暗い顔だ。
                      餅を食べることが嫌なのではない。
                      選択肢が無く、仕方なく餅を食べる、ということが寂しいらしいのだ。

                      むじな庵、改めて自分の不甲斐無さを知る。
                      家族に満足な食事をさせることもできないのだ。
                      そういえば昨日の夕食はラーメンだった。
                      そのときに気づくべきだったのかもしれない。
                      いや、でも一昨日の昼は回転しているとは言え寿司だったぞ。
                      どうなっているんだ・・・むじな庵の家は、経済状態は・・・!

                      餅を焼いて食べた後はありあわせのサツマイモと玉ねぎ、冷蔵庫に残っていた厚揚げ・・・!
                      ああああああああああ・・・!

                       

                      雪の神流川

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                         昨日雪が降りましたね。
                        むじな庵、高崎からの帰りに雪の風情を楽しみました。
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                        群馬から埼玉へと掛かる神流川。]
                        行き交う車の屋根に少し雪が積もっている。
                        ヘッドライトに雪が積もり、明かりが隠れている車もある。
                        雪の風情
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                        河原を見ると広い河原に茂る林に雪が降りかかっている。
                        雪国の方々には失礼だが、こんな雪の風情がむじな庵は好きだ。

                        雪がふる〜!

                        表札を新しくしました

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                          むじな庵アートフォース株式会社の表札を新しくしました。
                          新年に間に合うように準備していたのですが、忙しくて立てることができなかったのです。
                          どうです?良い表札でしょう!
                          むじな庵の真筆ですぞ!

                          えっ、字が下手だ、ですか?
                          貴公、芸術が解っておりませんぞ。
                          このなんとも言えぬポップな文字がわからなくては文化人とはいえませんぞ。
                          よ〜く勉強しんさい。

                          今日は、このところあまりに慌しい日々を送っていて疲れてしまったので1日お休みしていろいろ日曜大工をしたりワイフと寿司(回転寿司です)を食べに行ったりしたのです。
                          命の洗濯をしました。
                          明日からまた頑張ります。

                          正義の味方のおじさん的行い

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                            あすみません。
                            今回の記事は今日のことではありません。
                            昨年の川越での展覧会の帰りの出来事です。
                            実はむじな庵、とても格好良いことをしたのです。
                            (でも後で考えたら、中途半端でつまらない行動だったような気がします。) 
                            注:この写真はイメージです。
                            展覧会の帰りに、東上線の川越駅で切符をかっていたときのことです。
                            隣の切符を販売機の前で財布を見ながら携帯電話で親(だと思います)と話をしている若い女性の声が聞こえてきました。どうやら「お金がなくて目的地まで切符が買えず帰れないので迎えに来てくれ」と頼んでいるようなのです。
                            話の内容から目的地は東上線の駅のようです。
                             
                            その声の方を見てみると女子大生かな、と思われます。
                            東上線なら切符代は大したことはないだろう」と思い、
                            お嬢さん、良かったらつかてください
                            と言って、小銭入れから100円玉を3枚取り出し、その女性の手に乗せてあげました。
                            えっと、驚いたように小銭を手に受けたときのその女性はとても清純そうな娘さんでした。
                             
                            むじな庵、そのまま何も言わずに改札の方へ歩いて行きました。
                            そのお嬢さんは無事に帰れるだろうか、と思いながら!
                            でも、その次の瞬間に「何故1000円札を渡さなかったのだろう」と後悔が湧いてきました。
                            むじな庵は心底ケチなのだと思い、それから数日後悔の念に苦しみました。
                            神様、哀れな子むじなをお救いください!
                             

                            クマモンと会いました スズランで

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                              展覧会場のすずらん百貨店クマモンがやって来ました。
                              催事場でやっている九州・沖縄展にゲスト出演したのです。
                              その帰りにむじな庵に挨拶に来たのです。
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                              君、一体何しに来たの?」と聞いたら、一瞬固まってました。
                              どうやら大歓迎されると思っていたらしいのです。
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                              すいません。お忙しいところをお邪魔しました」とあやまるから、
                              いや別に忙しいわけじゃあないからいいけどさ」と慰めてやりました。
                              むじな庵もけだものだから、「けだもの同士、仲良くしようよ」と言ってあげました。
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                              そうしたらどうやら嬉しかったらしく大喜びしていましたよ。
                              単純な奴ですね。
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                              そして、近くにいた女の子と記念写真なんか撮っていました。
                              軽薄なけだものです。むじな庵はもう少し節度を持っています。
                              やっぱりクマモンなんかと一緒にされるのは嫌だと思いました。
                              だって、むじな庵と一緒に写真を撮ろうなんて腕を組んでくる女の子なんていないんだもん。
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                              自分だけいい思いをして陽気に帰っていきます。
                              やな奴です。
                              同じけだもの同士なんだから、少しはむじな庵に女の子を分けてくれ手もよさそうなのにそんな気配りはまったくありませんでした。
                              ふんだ!お前なんかふなっシーに勝てっこないぞ」、といってやりました。
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                              そんなむじな庵の声を無視してのそのそ帰っていってしまいました。

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                              マッチを買ってきたわけ?

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                                仕事から帰るとテーブルにマッチの束(パック?)が置いてある。
                                どうやら次男が買ってきたものらしい。
                                そういえば昨夜は新しい炭が買ってあった。
                                大きな炭のパックと小さなパック。
                                大きな方は普通の炭、小さな方は備長炭だ。
                                聞くと小さな備長炭の方がずっと高かったという。
                                20150110_914041.jpg
                                で、和室を見てみるとこんな箱があった。着火用の燃料だ。
                                どうやら次男は囲炉裏に凝っているようだ。
                                今日は休日だったので、一日囲炉裏の火を眺めて過ごしたらしい。昼飯は餅を焼いて食べたという。
                                ま、いいだろう。そんなかわいい趣味も悪くはあるまい。

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